今日の出来事などを

心の雪景色は、凍える日常を温めるためのお守り。

春になれば雪は溶け、山は土の色に戻る。けれど、私の中のあの冬は、いまだに真っ白なままだ。忙しい日々に追われるとき、ふとあの景色が浮かぶ。風の音。スキー板が雪を削る音。友だちの笑い声。そして、母の作ったおにぎり。あの頃は、未来の不安などなかっ...
今日の出来事などを

『自分で立て』という、一番あたたかいエール

スキーは簡単ではなかった。最初は思うように止まれず、転んでは雪に埋もれた。顔に雪をかぶり、冷たくて涙が出そうになったこともある。けれど、不思議と泣かなかった。なぜなら、周りもみんな転んでいたからだ。「大丈夫か?」と声をかけ合い、手を引き合っ...
今日の出来事などを

スキー板より重かった、掌(てのひら)の百円玉

スキー遠足の楽しみは、実は前日から始まっていた。母から渡された百円玉。それをぎゅっと握りしめ、私は近所のお店へ向かった。北海道の冬道は固く踏み固められ、靴の裏がきゅっきゅっと鳴る。吐く息は白く、胸の中はわくわくと熱い。店の扉を開けると、灯油...
家電

冷蔵庫や洗濯機まわりは要注意!トラッキング現象による発火を防ぐ方法

冷蔵庫や洗濯機の裏に差しっぱなしのコンセント、最後に確認したのはいつですか?実はそこに潜んでいるのが「トラッキング現象」です。ホコリと湿気、そして電気が重なることで発火につながる現象で、電源を入れていなくても起こる可能性があります。冬は乾燥...
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『楽しい』だけで生きていた、あの贅沢な冬の話

冬の北海道は、音まで凍る。朝、家を出た瞬間、鼻の奥がツンとするあの冷たい空気。吐く息が白く広がり、「今日はスキー遠足だ」と胸が弾んだ。学校に着くと、校庭はまだ薄暗く、雪がきらきらと光っていた。スキー板を抱えた友だちの顔は、みんな赤くて、期待...
今日の出来事などを

孤独を知る前に、温もりを知った。

小学生の時代は、特別な出来事があったわけではない。だが、毎日が濃かった。妹と洗濯物を取り込む。弟と宿題で競う。コロの散歩に行く。近所の子供と秘密基地を作る。どれも小さな出来事だ。しかし、その一つひとつが、私の人格を少しずつ形づくっていた。人...
今日の出来事などを

「それは違うやろ」が、私を映した。

近所の子供たちとは、毎日のように遊んだ。そして毎日のように揉めた。ドッジボールの判定。鬼ごっこのズル。順番の取り合い。今思えば、どれも些細なことだ。だが当時の私たちにとっては、人生を左右するほどの大問題だった。私は頑固だった。負けるのが嫌い...
今日の出来事などを

ただ「そこにいる私」を、愛してくれた君へ

愛犬コロは、言葉を話さなかった。でも、誰よりも多くを教えてくれた。学校で嫌なことがあった日も、友達と喧嘩した日も、コロは変わらず尻尾を振って迎えてくれた。私はランドセルを放り出し、コロの首に顔をうずめた。温かい体温。土と草の匂い。安心という...