果物の甘さの謎
ブドウやバナナといった果物が、どこでも同じように甘いわけではないことは、ちょっと驚き。
例えばブドウは、太陽と向き合う部分がより甘くなる傾向にあります。
バナナの場合は、花が咲いた先の端の方が、他の部分より甘くなりやすいです。
ブドウの甘さは部位によって異なる
ブドウの房の上の方や粒の下の方に甘さが集中していることがあります。
これは、房の上の部分から熟し始め、糖分が粒の内側に特に多く集まるためです。
最も甘くなるのは熟成が進んだ部分
太陽からの光をたくさん浴びるブドウの房の上部から熟し始め、その甘さが徐々に増します。
房の下から上にかけ食べていくことで、甘さが次第に強まり、最後まで美味しくいただけます。
また、粒の位置によっても甘さが変わり、下部に位置する粒ほど糖分が豊富になります。
つまり、房と粒の部位によって甘さに違いがあるのです。
バナナで一番甘いのは柄から遠い先端部分
バナナの先端に花が咲く理由
バナナは先端部分で光合成を行い、必要なものを蓄えることで糖分が濃くなります。
この先端部は、皮を剥いた後に残る最後の部分で、特に甘い味わいが楽しめます。
バナナの甘さを最大に感じる部分
バナナの花が咲く先端は、必要なものが集中するため特に甘くなります。
普通は柄の側から皮を剥きますから、剥き終わりに現われる先端部が一番の甘さを秘めてます。
最も甘い部分を味わうコツは、バナナを縦に筋に沿って割ることです。
カボチャ選びと甘さの判断
最も甘いカボチャの見分け方
カボチャを選ぶ時は、見た目の特徴に注目しましょう。
つやつやと湿り気のある滑らかな皮と鮮やかな緑色をしたカボチャは新鮮で甘みが豊かな証拠。
一方、硬く乾燥してひび割れた皮や茎を持つカボチャは、味が薄く甘みが少ないことがあります。
熟したカボチャは、その味がより濃厚で甘くなります。
ひび割れて黒くなったカボチャの隠された甘さ
硬く黒い皮は、甘くなる予兆
収穫後にカボチャが熟すると、皮が硬くなり、黒ずんでひび割れることがよくあります。
このように見えるカボチャは、甘さが増している証拠です。
ゴツゴツした表面のカボチャを選ぶことで、深い味わいを楽しむことができます。
でんぷんが糖に変わる過程でカボチャの糖度は上がり、その結果、より甘く、味わい深い食感を味わうことができます。
カボチャの茎が乾燥していると、熟成している証拠
茎の乾燥と周りの凹みは、熟しているサイン
カボチャの茎が乾燥して周りが凹んでいるのを見ると、カボチャが熟成していることを示します。
そんなカボチャは、甘みが強く、風味も豊かです。
乾燥してコルクみたいになった茎を持つカボチャは、甘くて熟している証拠。
形が整っていて重さも感じるカボチャは、内部が充実していてお勧めです。
カットされたカボチャの選び方
カットされたカボチャを選ぶ際は、果肉の色の濃さが大切です。
鮮やかな濃いオレンジ色の果肉を持ち、肉厚なものは、一般的に味が良く甘いです。
また、種やその周りがぎっしりと詰まっているもの、種がふっくらしているカボチャは、良く熟してから収穫されたと考えられます。
みかん選びのコツ
甘いみかんを見分けるポイント
みかんを選ぶときのポイント：サイズ、皮の特徴、ヘタに注目
種類によって違いはあるけれど、一般的には小さく平たいみかんの方が甘い
水分が少なめで育った、しわしわのみかんは甘さが凝縮されて、見つけたらぜひ試してください。
みかんが葉や枝に触れながら成長することでできる小さなキズは、多くの日光を浴びて甘さが増す証拠です。
皮にある小さな突起、「油泡（ゆほう）」はみかんが成熟するにつれて
細かくなります。
ヘタの中心部が白く広がっているみかんは水分が多く含まれており、
そのため味が薄く感じられることがあります。
