ズッキーニのおいしい使い方

ズッキーニは、夏にピッタリの野菜、炒め物やスープに入れると、味がより一層引き立ちます。

この野菜をあまり知らない方もいらっしゃるかもしれませんね。

ズッキーニは見た目がキュウリに似ていますが、実はカボチャの一種で、ウリ科カボチャ属に属しています。

カボチャには様々なタイプがありますが、ズッキーニは特に西洋種のカボチャとして知られ、サクサクとした食感が特徴です。

ズッキーニは「ペポカボチャ」というグループに分類され、このグループには他にも食用の淡白な味わいのカボチャが多く含まれています。

家庭での栽培も比較的簡単で、日当たりの良いベランダなどでも育てることができます。

15度以上の地温があれば、種から直接土に蒔いて育てることができますよ。

料理するときは、ズッキーニをソテーや肉詰めに使うと、柔らかな味わいを楽しむことができます。

他の食材との相性も良いので、さまざまなレシピに活用できます。

ズッキーニは6月から8月が旬

一年中スーパーで見かけることができます。

購入するときは、太すぎず、表面に傷がない柔らかな皮のものを選びましょう。

全体に均一な太さで、ツヤがあり張りのあるものが新鮮です。

手に持ったときにずっしりと重みが感じられるものが良いでしょう。

大きくなりすぎると味が落ちるので注意が必要です。

また、ヘタの切り口が新鮮で水分を含んでいるものを選ぶと良いです。

切り口が変色していたり、全体的にしなびているものは鮮度が落ちているサインですので、避けた方が無難です。

日本国内でのズッキーニの多くは長野県と宮崎県で栽培されており、これらの地域で全体の60％以上を占めています。

長野県では露地栽培、宮崎県では温室栽培が一般的です。

外見はキュウリに似ていますが、ズッキーニは実はカボチャの一種で、「ペポカボチャ」というグループに分類されます。

もともとは北アメリカ南部やメキシコ北部が原産で、イタリア料理やフランス料理によく使われる食材です。

日本では1980年代に広まり始め、今では多くの家庭で親しまれており、栽培される量も消費も増えています。

ズッキーニの保存方法として、冷蔵と冷凍の2つの方法があります。

冷蔵で保存する場合：
ズッキーニを1本ずつキッチンペーパーで包んでから、ポリ袋に入れて野菜室で保管します。
この方法なら、ズッキーニを約7日間新鮮に保つことができます。
キッチンペーパーが余分な湿気を吸収し、乾燥や冷えすぎを防ぎます。

冷凍で保存する場合：
ズッキーニをすぐに使わないときは、冷凍しておくと便利です。
この方法で、約1ヶ月間新鮮な状態を保つことが可能です。

冷凍の手順：
１．ズッキーニをよく洗って、キッチンペーパーで水分を拭き取ります。
２．調理しやすい大きさにカットします（角切りや輪切りなど）。
３．カットしたズッキーニをラップで包み、空気を抜いてから保存容器に入れ、冷凍します。
４．冷凍したズッキーニは解凍せずにそのまま料理に使えます。

余ったズッキーニは、食べやすい大きさに切り、冷凍用の保存袋に入れて冷凍しましょう。
冷凍する際はズッキーニが重ならないようにすることがポイントです。
解凍後は、水分を絞ってナムルや和え物にして美味しくいただけます。

ズッキーニのおいしい活用方法

ズッキーニは、南フランスの有名な料理「ラタトゥイユ」に欠かせない食材で、淡白でさっぱりとした味わいが魅力です。

この特徴を生かして、ナスのように色々な料理に使うことができます。

カレーやスープに入れたり、天ぷらやフライとして楽しむのもおすすめですし、味噌汁の具としてもぴったりです。

ラタトゥイユは、南フランスのプロヴァンス地方発祥の、野菜をふんだんに使ったフランス料理。
ズッキーニ、ナス、ピーマン、トマトなどの夏野菜をオリーブオイルでゆっくり煮込んで作ります。ハーブやニンニクで香り高く味付けすることで、野菜の自然な甘みを最大限に引き出します。

ラタトゥイユはそのまま食べてもおいしいですし、パンを浸して食べたり、パスタやリゾットの具にするのもおすすめです。
また、この料理は冷やしても温めても美味しいので、作ってから時間が経っても味がなじんでさらに深い味わいになります。

生食もOK
普段は加熱して食べることが多いズッキーニですが、薄切りにして生で食べることもできます。
塩もみして塩昆布で和えたり、塩漬けや浅漬け、ピクルスにすると、新しい食感と味わいを楽しむことができます。

色々な種類を楽しもう
一般的な緑色のキュウリのような形をしたズッキーニのほかに、最近は様々な色や形のズッキーニが市場に出回っています。
また、開花直前のズッキーニの花も食用になるので、チーズを詰めて揚げたフリッターなどで楽しむこともできます。
これらを使って、日々の料理にバリエーションを加えてみてはいかがでしょうか。

ズッキーニの下ごしらえと料理のコツ

切り方のコツ
ズッキーニを使う前には、まず先端と根元を切り落とします。
その後、どんな料理に使うかによって、次のように形を変えて切ります。
縦半分に切る：ソテーや天ぷらにぴったりです。
厚切りの輪切り：煮物や炒め物に使うと良いですね。
ラフカット：煮込み料理や炒め物、揚げ物に適しています。
拍子木切り：炒め物やピクルス作りに向いています。
細切り：サラダや和え物、酢の物にするとおいしいです。

ズッキーニを使った料理のおすすめ

ズッキーニは柔らかくて優しい味わいがあり、様々な料理に活用できます。
特にラタトゥイユやソテー、フライなど、油との相性が抜群です。

焼いた後にマリネにするのもおすすめ。
スープやピザ、パスタ、カレーの具材としても大活躍します。

生で食べることもでき、ピクルスにしたり、サラダにスライスして加えるのも良いですよ。

ズッキーニの特徴と活用方法

ズッキーニは一年中手に入りますが、特に6月から8月が旬の時期です。
さまざまな品種がありますので、それぞれの特性を生かして料理に使うと良いでしょう。

味に癖がなく、油ともよく合うので、ラタトゥイユ以外にもスープやカレー、ナムル、ピクルスなど、多彩な料理に使えます。
ぜひ、ズッキーニのさまざまな特徴を活かして、毎日の食卓に取り入れてみてください。

ズッキーニフライの簡単レシピ（2人分）

材料と作り方：
１．ズッキーニを半分にして、7～8mmの厚さで輪切りにします。
２．輪切りにしたズッキーニに塩とコショウで適量調味します。
３．小麦粉、溶き卵、パン粉を順にズッキーニにまぶします。
４．170℃に熱した油で、ズッキーニが金色になるまで揚げます。

ズッキーニナムルのやみつきレシピ（2人分）

副菜にぴったりのズッキーニナムルは、シンプルでありながらクセになる美味しさです。

材料：
・ズッキーニ１本

調味料A:
ごま油大さじ１、鶏がらスープの素小さじ１、しょうゆ小さじ２、鷹の爪の輪切り小さじ１、
白いりごま大さじ１

作り方：
１．ズッキーニの両端を切り落とし、薄切りにします。
２．薄切りにしたズッキーニを耐熱ボウルに入れ、ラップをし600Wで電子レンジに1分かけます。３．加熱したズッキーニに調味料Aを加え、よく混ぜ合わせて10分置いて味を馴染ませます。
４．味が馴染んだら皿に盛り付けて完成です。

冷蔵庫で冷やしてから食べると、さらに美味しく感じられます。

手軽でおいしいズッキーニのチーズソテーレシピ

おうちで簡単に作れるズッキーニのチーズソテーをご紹介します。
チーズの香ばしい香りとズッキーニのカリカリした食感が楽しめる、サイドディッシュにも最適な一品です。

材料（2人前）
・ズッキーニ１本
・オリーブオイル大さじ1.5
・粉チーズ大さじ1.5
・塩適量
・黒コショウ適量

作り方
１．ズッキーニを1cm厚の輪切りにします。
２．フライパンにオリーブオイルを熱し、ズッキーニを並べて中火で焼きます。
３．ズッキーニが柔らかくなるまで焼き、途中で塩と黒胡椒で味を整えます。
４．粉チーズを全体に振りかけ、チーズが溶けるまでさらに焼きます。
５．チーズが軽く焼けたら、火を止めてズッキーニを皿に盛り付けて完成です。

料理のコツ
ズッキーニは焼き過ぎないように気を付けて、さっと焼くのがポイントです。
チーズは焼きすぎず、適度に溶けて少し固まる程度にすると、ズッキーニにしっかりと香りがまとわりつきます。

バリエーション