カラフルで甘～い大きなパプリカ(カラーピーマン)

 

100グラムを超える大きなカラーピーマンは、「パプリカ」とも呼ばれています。

赤や黄、オレンジなど明るい色が特徴で、珍しい紫や黒、茶色、白もありますね。

普通のピーマンよりも青臭さや苦味が少なく、甘くてジューシーな食感が楽しめるのが魅力です。

このため、煮込み料理や生のサラダにぴったりですよ。

オーブンで焼いて皮を剥くと、甘さがより際立ちます。

油で調理すると栄養の吸収率が良くなりますし、色鮮やかなので料理の見た目も華やかになります。

パプリカは6月から8月が旬

選ぶときはヘタがしっかりしていて色鮮やかでツヤのあるものが良いですね。

表面が滑らかで水々しいものを選ぶと新鮮です。

緑のピーマンは未熟ですが、完熟すると赤や黄、オレンジ色に変わります。

特に光沢があって弾力のあるものを選ぶと良いでしょう。

パプリカは料理の彩りにも最適です。

ナス科で、原産地は熱帯アメリカ。

果実を使って、ハンガリアンペッパー、スパニッシュペッパー、ピメントとも呼ばれます。

主な産地は茨城県、宮城県、広島県です。

野菜室での保管方法

ワタを取り除き、キッチンペーパーでカバーして7～10日

ピーマンやパプリカの中のワタは水分が多く、放置するとすぐに腐ってしまいます。

そのため、縦半分に切ってヘタと種を取り除き、カットした面にキッチンペーパーを被せてビニール袋に入れ、野菜室で保管しましょう。

保存する際はカット面を下にして、しっかりと水分を拭き取ることが大切です。

冷凍保存の方法　1ヵ月

食べやすいサイズにカットし、冷凍用の保存袋に入れて空気を抜いた後、冷凍庫で保存します。

使うときは、凍ったまま調理することもできますし、自然解凍してから水気をしぼり、おひたしにしても美味しいですよ。

緑のピーマンは未熟な状態で収穫されますが、パプリカは完熟してから収穫されるため、色鮮やかで甘みとほのかな酸味があります。

ピーマンとパプリカの違い

パプリカ
・主に黄色、オレンジ、赤色で見た目も鮮やか。
・ジューシーで甘みと軽い酸味が感じられる。
・完熟してから収穫される大きくて肉厚なベル型の果実。
・生でも加熱しても美味しくいただけます。

ピーマン
・一般的には緑色。
・苦みがあり、独特の青臭さが特徴。
・未熟な状態で収穫されることが多い。
・薄肉で、生での食用にはあまり向いていません。

パプリカは生でも加熱してもおいしい、とっても便利な野菜です

パプリカはカラーピーマンの一種で、そのまま生で食べても加熱して料理に使っても大丈夫。

生のままだとサラダにスライスして加えると、カラフルで食卓が華やかになりますね。
また、フレッシュジュースやシャーベットにしてもその甘みとフルーティな風味が楽しめます。

加熱するときは、炒めものにすると身体に必要な成分がより吸収しやすくなりますし、パスタやピザのトッピング、煮込み料理にもぴったりです。

加熱しても形が崩れにくいので、見た目も美しく仕上がります。

シンプルにパプリカの甘みを楽しみたいなら、オーブンで焼いて皮を剥いて食べるのがおすすめ。
焼くことで甘みが増して、一層おいしくなりますよ。

ピーマンとよく似ていますが、パプリカはその甘さが特徴で、苦みが少ないのでいろいろな料理に使えて、特に子どもも食べやすいんです。

また、パプリカは生食を前提に栽培されているので、安心してそのまま食べられます。

主に韓国やオランダから輸入されているものが多いですが、これらは厳しい安全基準をクリアしていますので、ちゃんと洗えば問題ありません。

 

生で食べるパプリカの魅力

生で食べるパプリカは、シャキシャキとした食感とジューシーな甘みが特徴です。
しっかりと噛むことで満腹感を得やすく、食べ過ぎの防止にもつながります。

生の状態で使うと、その鮮やかな色が失われることなく、サラダやマリネなどを彩り豊かに仕上げてくれます。

生パプリカのおすすめの食べ方

生のパプリカは様々な方法で楽しむことができます。
通常、皮が少し硬いため、薄切りにして食べるのが一般的ですが、皮を剥く方法もあります。

・魚焼きグリルでパプリカの表面を黒く焦げるまで焼き、その後皮を剥く
・熱湯でサッと茹でてから、冷水にとって皮を剥く

これらの方法で、パプリカを少し大きめに切っても食べやすくなります。
焼いて皮を剥く方法は、特に甘みが増しておすすめです。

生パプリカの利用レシピ

・サラダ：カラフルな野菜と合わせてトッピングすると華やかです。
・和え物：ごまドレッシングや鰹節を使った和風ドレッシングで和えると良いでしょう。
・マリネ：単体でマリネするほか、肉や魚介と合わせても美味しいです。
・ピクルス：パプリカをキュウリなどの野菜と一緒にピクルスにして、色とりどりの一品に。

生パプリカを使って、普段の食事に新しい風味と彩りを加えてみませんか？

パプリカは生でもおいしく食べられる、シャキシャキとジューシーな味わいが魅力です

パプリカは生で食べると特に美味しく、シャキシャキとした食感とジューシーな甘みが楽しめます。サラダや和え物、マリネにもぴったりで、色々なレシピで生のパプリカを使ってみてくださいね。

焼きパプリカの南蛮漬けレシピ（２人分）

まず、フライパンに大さじ１のサラダ油を中火で熱し、ヘタと種を取り除いたパプリカを1cm幅に切って焼きます。
パプリカがしんなりとしてきたら、酢大さじ１、めんつゆ（3倍希釈）小さじ１、少量のすりおろしたショウガを加えて漬け込みます。

塩鮭とパプリカのマリネのレシピ

材料（２人分）
・塩鮭の切り身2枚
・パプリカ（黄）1/2個
・すし酢大さじ3
・酒大さじ2
・オリーブオイル大さじ1
・塩小さじ1/4
・にんにくペースト1cm
・薄力粉適量
・オリーブオイル大さじ1

作り方
１．パプリカは半分に切って種とヘタを取り除き、縦に薄切りにします。
塩鮭は食べやすい大きさに切り、薄力粉を軽く振ります。
２．すし酢、酒、オリーブオイル、塩、にんにくペーストを小鍋に入れて中火で温め、沸騰したら火を止めてバットに移します。
別のフライパンにオリーブオイルを足し、塩鮭を両面しっかりと焼きます。
３．調味料を入れたバットに焼いた塩鮭を漬け込み、10分ほど味をなじませます。

煮込み料理やお米、野菜を使ったいろいろな料理について

特に東欧地域でよく作られる料理には、たっぷりの肉を使った「グーラッシュ」という煮込み料理や、パプリカチキンという鶏肉料理があります。

これらは肉や野菜を美味しく楽しむための代表的な調理法です。

また、スパイスとしても大活躍で、ポテトサラダやホワイトソースのグラタン、タコのマリネなど、色が薄い料理に加えると見た目を華やかにしてくれます。

野菜をたくさん食べるべき理由

多くの人が野菜の重要性に気づいていますが、野菜が不足するとどんな問題が起こるのか、その理由を考えてみましょう。

肉や魚、卵、お米、パンなどの食品を多く摂取すると、体重過多になりやすくなります。
また、フィトケミカルが不足すると、様々な体の不具合が発生しやすくなります。

野菜をしっかり噛んで食べることで、噛む回数が増え、それによって満腹感を得やすくなります。