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陰・陽、虚・実、寒・温、表・裏

陰・陽

患者さんの病態・体質を表すものさしです。

 

「陰」は、日陰のことで、暗い・冷たいなどの状態を指す言葉です。

 

寒がり・顔色が青白い、手足が冷える、下痢気味などの場合は「陰証」とされます。

 

「陽」は、日向のことで、明るい・暑いなどの状態を示す言葉です。

 

暑がり、顔色がよい、冷たい飲み物を好む、脈が速いなどの場合は「陽証」とされます。

 

陰と陽のどちらか一方に、傾くのは好ましくなく、バランスが取れた状態がよいとされています。

虚・実

体力や抵抗力の程度を示すものさしです。

 

体力や抵抗力が充実している人を「実証」、体力がなくて弱々しい感じの人を「虚証」といいます。

 

また、虚・実の特徴を半分ずつ持つ人は「中間証」といいます。

 

実証を示す人は、健康そのもののように見えますが、そうではありません。

 

実証は、体力が充実するとともに、便秘があったり、コレステロールや中性脂肪や血圧、尿酸値が高かったりするなど、排除されるべき余分なものが、体内にある状態と考えられています。

 

また、一見がっしりしている人が実証、痩せ型の人が虚証と、思われがちですが、がっしりしている人でも風邪を引きやすかったり、痩せ型でもタフだったりする場合もあります。

 

虚・実は、体格だけでなく、顔色・声の出し方、姿勢、性格などを総合的に診なければ判断することができないものなのです。

 

どちらともいえない中間証の人も、大勢います。年を重ねることによって変わってくるものです。

 

実証だった人が、虚証に変わることもあれば、その逆もあります。

あなたは実証の人、虚証の人

虚証

顔が青白い、なで肩、食欲不振、声がか細い、胃腸が弱い、腹筋が弱い、下痢気味、脈が弱い、やせ、疲れやすい、肌が荒れやすい、低血圧気味

実証

顔色が赤い、いかり肩、食欲がある、声が大きい、胃腸が強い、腹筋が強い、便秘がち、がっしりしている、元気がある、肌にツヤがある、高血圧気味

 

この陰・陽、虚・実という指標を使うと、大まかな証の振り分けをすることができます。

 

そして、こうした症状を解消するために、それぞれの中間へ向かうような漢方処方が選ばれます。

寒・熱

症状の性質を示すものさしです。

 

漢方医学で言う「寒・熱」は、体温計で測る熱のことではありません。

 

本人が寒く感じるが、暑く感じるかということです。

 

たとえば、風邪の発熱時に、ゾクゾクとする悪寒は「実」です。

 

逆に、気温が低く、熱がないときでも、喉が渇く、顔が火照る、冷たいものが欲しい場合は「熱」となります。

 

顔は火照るのに、手足が冷えるというように、体全体の寒熱と部分的な寒熱は、混ざり合った状態で存在することもあります。

表・裏

病気が体のどこに出ているかを把握するものさしです。

 

漢方医学では、人間の体は三層からなっていると考えます。

 

皮膚や神経、筋肉、関節などの体の表層部を「表」、胃や腸などの消化管を「裏」肺や肝臓、心臓など、表と裏の間にある部分を「半表半裏(はんぴょうはんり)」といいます。

 

内臓に異常がなく、発熱などの表面の症状だけのときは「表証」といい、便秘などの裏の症状だけのときは「裏証」といいます。

 

表・裏は病気の進行状況を知るものさしでもあります。

 

一般に、病気は体の「表」から入り、深部の「裏」へと進行していくと、考えられています。

 

風邪の引き始めで、発熱など風邪の病邪が、表面付近に侵入したての状態は「表」進行して喉の痛みが出るなど、表と裏の中間まで入りこんだ状態は「半表半裏」下痢など体の裏側や奥に入った状態は「裏」とされ、同じ風邪でもそれぞれに合った治療が必要になります。

 

漢方では、顔色、脈、舌を診たり、お腹を按(あん)じるなど、五感で処分を決めます。

 

望診という目で診る診療では、顔色や皮膚のツヤや、目の周りのくま、唇の色を診ます。

 

特に、女性は化粧をしないで、診察室に入ってください。

 

望診に舌診といって、舌を診る診察があります。

 

舌苔(ぜつたい)は、消化器機能や熱性疾患の治療を決める大切な情報です。

 

歯ブラシで、舌苔を落としたりすることはしないでください。

 

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