
プレ更年期に入り女性ホルモンが減少してくると体からのサインが現れます。
その後、女性ホルモンはさらに減少して、女性の体は50歳前後で閉経します。
生理の煩わしさから解放されたいと、閉経を望む女性もいられますが、女性ホルモンの恩恵に預かれなくなって、老化のスピードに拍車がかかって生活習慣病にかかりやすくなります。
できるだけ女性ホルモンの減少を抑えましょう。
そもそもプレ更年期の生理不順や不調は、自律神経のコントロールの力が落ち、下半身が冷える、子宮・卵巣の力が低下することにより、血流が滞ることが大きな要因です。
そこで、女性ホルモンの力を上げることで生理を改善、閉経を先延ばししていきましょう。
子宮と卵巣への良質な血液をスムーズに送るような食事、体を冷やさない食事、食品添加物の少ない食事に改善することが不調改善の最大のポイントです。
肉、卵、チーズも大切ですが、偏ると血液を酸性化してドロドロにしてしまうので、血液が大量に集まる子宮の環境を悪化しています。
砂糖たっぷりの洋菓子、ジュース、コーヒー、スパイスを効かせた刺激物が好み、多食、常食、そして鎮痛剤など薬剤の常用も泌尿生殖器を冷やしていくのでバランスを考えて下さいね。
下腹部や足を温める食材、血液サラサラ食材を上手に食生活に活用して、大切な血流を改善して、卵巣の力を引き上げて下さい。
それと同時に自律神経を整えるようなケアも採りいれるとなおよいです。
小豆には大豆と同じように、女性ホルモンと似た働きをするイソフラボンが含まれています。
イソフラボンを含む豆の中でも婦人科臓器と共鳴して、改善する力がもっとも高いとされるのが小豆です。
昔の女性は小豆をお手玉の中に入れて遊び道具にも使っていて、身近な食材でした。
豆は一般的には体を冷やしやすい食べ物といいますが、小豆は赤いポリフェノール(活性酸素を除去する働きの物質)によって、大豆よりも体を温める作用が強くなります。
そして、小豆のポリフェノールには血液をさらさらにして、血行を促進する作用や免疫力を上げる作用があります。
そこで、玄米より栄養価が高く、白米よりカロリーの低い雑穀ミックスと一緒に炊き込むことで血液さらさら作用の高く、毎日食べられる主食ができます。
小豆の煮汁には高い解毒作用と利尿作用が認められています。
昔から赤い血は「血の薬」と呼ばれています。小豆を煮た煮汁は残しておいて飲んで下さい。
きれいな赤い色(赤ワインのように)なったころが飲み頃といい、その日のうちに飲んで下さい。