疲労回復と睡眠時間の長短

疲労回復と睡眠時間の長短

ノンレム睡眠の時間は、睡眠時間を長くしたからといって増えません

8時間寝る人も、6時間寝る人も、ノンレム睡眠の時間に大きな違いはありません。

 

違うのは、レム睡眠の時間。ノンレム睡眠で最も重要なのは、最初のサイクル。

 

寝入りぱなのノンレム睡眠を深く眠ることで、疲労と緊張は効果的に解消します。

 

短時間睡眠(ショートスリーパー)の人は、レム睡眠を削ってノンレム睡眠を確保することで、脳を休息させています。

 

ノンレム睡眠が奪われると、疲労で翌日昼間の眠気が強くなり、レム睡眠が奪われても昼間の眠気にはほとんど影響がないことが報告されています。

 

レム睡眠が奪われた人は、変わりにその分を取り戻すため、次の夜レム睡眠が通常より長くなります。

 

脳が活発に働いているレム睡眠は、記憶・情報の処理をしている。

 

したがって習慣にない新しい出来事をたくさん経験した日は、レム睡眠の時間が長くなる。

 

また、知能指数(IQ)の高い子供は普通の子供と比較して、レム睡眠の時間が長くなり、身体が休む間に処理しなければならない情報がそれだけたくさんあるということです。

 

眠れば眠るほどシワの本数が減るの?

成長ホルモンに限らず、分泌されるホルモンは、年齢を重ねるにしたがい減っていく傾向にあります。

 

成長ホルモンも16歳くらいをピークに減少します。

 

しかし、高齢になったからといってまったくホルモンが分泌されなくなるわけではありません。

 

成長ホルモンの働きとは

@筋・骨組織を成長させる
A体脂肪を少なくする
B免疫力を高める
C皮膚細胞を増殖させてシワを減らす

 

このことから質の良い睡眠によって、成長ホルモンがたくさん分泌されれば、心身ともに健康が増進するだけでなく、美容とアンチエイジング(若返り)にも役立つことが分かっています。

 

シワが出来たり肌にたるみが生じるのは、皮膚細胞に含まれる水分の量が減ってくるからで、成長ホルモンは細胞を増殖させることで、この失われた水分、潤いを取り戻します。

 

成長ホルモンが多量に分泌される時間帯を見てみると、午後11時〜12時、次いで午前2時〜3時です。

 

この時間に起きていると、それだけ肌の潤いが無くなっていく。夜更かしが美容にとって天敵となります。

 

睡眠不足が原因で肌が荒れ、吹き出物が出来てくるのは、女性に限らず男性も同様。

 

睡眠がどれだけ肌の調子に関ることがお分かりでしょう。

 

高額な化粧品で手入れを念入りにしても、細胞が新たに生まれ変わってくれないと、ツヤと潤いを備えた、キメ細やかな肌にはなりません。

 

夜の睡眠を大事にしたほうが、美しさを維持する近道で、より安くお金を無駄遣いしません。

 

美人は眠りには細心の注意を払っています。

 

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