
女性ホルモンのエストロゲンが減少することによって、コラーゲン線維や皮脂量が急激に減り、皮膚の角質が乾燥することが顔の小じわや体のかさつきの原因です。
ホットフラッシュなど、ほてりやのぼせによって、皮膚の温度が上がると、水分がさらに蒸発しやすくなって、お肌の乾燥が進みやすくなります。
また肌は内臓の鏡という言葉があるように、加齢と伴い、食生活が乱れ、肝臓、腎臓、卵巣、子宮、腸などのバランスが崩れるとことで皮膚のバリア機能が低下し、皮膚トラブルが生まれやすくなります。
甘い物が好きな人は低体温で血液ドロドロ、汗などの分泌物から雑菌を繁殖させやすくなり、より乾燥を悪化させてしまいます。
ときに炎症にまで発展させてしまう事もあります。
顔や体がかさつき、かゆみもある
乾燥がひどいとボロボロ皮膚が落ちる
乾燥部分が湿疹や蕁麻疹(じんましん)のようになる
顔のたるみやしわが目立ってきた
ほうれい線が目立つようになった
毛穴が目立つようなった
つめが割れやすい、筋が出来る
角質層を潤したり、女性ホルモン様物質を含む美肌作用の高い食べる化粧品食材を積極的に活用することをおすすめします。
体を冷やす甘いジュースや洋菓子、フルーツの食べ過ぎは体に老廃物を溜め込み、肌トラブルを悪化させやすくします。
老廃物をスムーズに排出してくれるような解毒作用、新陳代謝作用の高い食材をぜひ摂りいれていって下さい。
人間の体は、血液を弱アルカリ性に保つようにホメオスタシス(生体恒常性)というシステムが働いています。
アルカリ食品はこのホメオスタシスを乱さないで、体にはとても良い食べ物です。
肉や乳製品、糖質、脂質、化学物質を含む酸性食品は控え、穀物や野菜などアルカリ性食品を摂り入れ、体全体のバランスを整えてきましょう。
美肌にハト麦(はと麦)、肌につやと潤いを与える
抗菌・抗毒作用があり、美肌作りにもってこいです。
消化機能を高め、さらに子宮がんの予防作用なども認められています。
ハト麦といえば、ハト麦茶が一般的であまり食べる機会に恵まれませんが、どんな食材を合わせやすく、季節によって添える食材を変えてサラダにすると、手軽においしく食べることが出来ますが、体の排泄作用が強いために妊娠中は控えて下さい。
ハト麦は濁りがなくなるまで水で洗います。一晩程度水に浸してつけて置きます。
鍋に適量の水を入れて、10分くらい茹でてザルに上げます。茹で汁はスープなどに利用できます。
ボウルにごまクリームソースの材料を入れて良く混ぜて、ハト麦、コーン(缶詰)、枝豆(ゆでたもの)を合えます。
ごまクリームソース
白ねりごま大さじ1、リンゴ酢大さじ1/2、EXバージンオリーブ油大さじ1、塩小さじ1/4、こしょう少々、水大さじ1
普通のこんにゃくは生成されたこんにゃく粉で作られているため、セラミド効果は生いもこんにゃくの1/5程度です。
「生いも・生イモ」と書いてあるこんにゃくを選ぶのが美肌を作るポイントです。
生いもこんにゃくなら、100g(約半丁)で1日に必要なセラミドが補給できます。
食物繊維も豊富で腸のお掃除屋さんとしても活躍します。
体調に合わせて1日置きに食べるなどして、お肌の様子を見ながらお楽しみ下さい。
生いもこんにゃく1/2枚(約100g)、みりん大さじ1、調味料酒大さじ11/2、しょう油大さじ1、にんにく1かけ、EXバージンオリーブ油大さじ1/2
生いもこんにゃくは2p角のサイコロ状に切ります。生いもこんにゃくは下茹でして灰汁(アク)を取ります。
水きりした生いもこんにゃくを小さじ1杯のしょう油にからめます。
フライパンにオリーブ油とにんにくを入れて、香りが出てきたら生いもこんにゃくを入れ、表面がキツネ色になるまで焼いて、器に盛ります。
フライパンに調味料を加え、煮詰めてタレを作り、器の生いもこんにゃくにかけて出来上がります。