
塩麹にはビタミンBをはじめ必須アミノ酸や酵素類が多く含まれています。
ビタミンB群は体の代謝を高めることで、疲労回復が期待でき、特にビタミンB6は老化予防に効果的と言われています。
さらに必須アミノ酸がビタミンB6の老化予防効果を補う働きをします。
また発酵食品のため乳酸菌も多く、腸内環境を整える作用や体内の有毒物・老廃物を排出する作用があり、便秘解消や美肌などの効果も期待できます。
塩麹が人気なのは健康効果だけではありません。
食材の旨味を引き出す調味料として、抜群の効果もあります。
食材の旨味が良くなる秘密は麹に含まれる酵素です。
酵素が食材の細胞を分解するときに糖分やアミノ酸などの「旨味の素」が作られます。
これらの旨味成分が風味を増加させるのです。
また酵素の細胞分解作用で食材自体も柔らかくなるため消化や吸収が良くなり、胃への負担も軽減されるといわれています。
塩麹はお肉や魚を漬けてもよし、サラダや和え物の味付けに加えてもよし、スープに足してもよし、まさに塩の代わりに手軽に使えて旨味を引き出す万能の調味料。
麹200g、食塩70〜95g、水約400cc。
麹を手で軽く揉み、パラパラの状態にほぐします。
ボウルにほぐした麹・食塩・規定分量の水を入れて、良くかき混ぜます。
保存容器(金属製以外)に移し、ひたひたになる程度に水を足します。
あとは1日1回程度かき混ぜ、熟成させます。
作ってから翌日までは、麹が水を吸いますので、再度ひたひたになる程度に水を足します。
2日目以降には水を足さないでください。
熟成には、夏場で風通しの良い所にすのこなどで蓋をして1週間、冬場で2週間程度かかります。
熟成の目安は麹の芯がなくなり、おかゆのようになった頃です。
熟成までは常温で保管し、熟成後は冷蔵庫で保管をして下さい。冷蔵庫で約半年ぐらい保存できます。
ボイル蛸300g、しめじ1パック、絹さや10枚、しょうが30g、お米3合、塩麹200g。
鰹出し430t、みりん18t、濃口しょう油36t。
ボイル蛸を30分程度塩麹に漬けた後、水で麹を洗い、親指の頭くらいの大きさに切ります。
斜め切りした絹さや・ほぐしたしめじを湯通ししておきます。
炊飯器にお米・ボイル蛸・ほぐしたしめじ・合わせ出し汁を入れて炊きます。
炊き上がったら、みじん切りにしたしょうがを混ぜ絹さやを散らして仕上げます。