
女性ホルモンのエストロゲンは髪の成長を促したり、頭皮のコラーゲン量を増加させるなどして、女性の美しい髪を維持し、守っています。
女性は女性ホルモンがある限り、髪やいろいろなトラブルから守られ続けるということなんです。
また、東洋医学では一般に髪のことを「血余(けつよ)」と呼びます。
その名の通り髪は「血の余り」であり血液の変化したものです。
白髪や抜け毛が出来るということは、体が冷え腎力が低下し、血液の栄養不足や血液ドロドロによって、頭皮への血の巡りが不十分ですよというサインが出ています。
血液が十分に頭皮に行き渡るように、冷えに弱い「腎」を黒い食品で、温めて強化すれば女性ホルモンの力が上がり、「黒」は「白」の冷えを中和させるのに有効な色です。
また、ホルモンの働きをサポートするミネラルもしっかり補給。
女性ホルモンの分泌がなくなる閉経のタイミングを引き延ばすことも重要です。
そして、頭皮のケア、頭皮が硬くなって血行不良になると、1本1本のヘアサイクルの成長期が短く休止期が長くなります。
頭皮マッサージを行い、頭皮を柔らかくして、常に髪が育ちやすい状態に整えておきましょう。
1日の抜け毛の数が約120本以上で、切れていたりしたら危険信号なんです。
毛髪・頭皮トラブルは1日や2日で簡単に改善できるものではないことをお知らせします。
早め早めのケアを心がけましょう。
ナスポリフェノールと黒ごまで活性酸素を抑えて腎力をアップ。
「秋ナスは嫁に食わすな」という言葉を知っていると思います。
これは、ナスはお腹を冷やす食べ物の代表のように言われていました。
しかし、動物性の食べものをしっかり食べている今では、ナスは毒消しのために有効な食材です。
ナスにはがんの引き金になる活性酸素の働きを抑制したり、血管をきれいにするナスポリフェノールというポリフェノールが含まれています。
腎を温め、活性酸素を抑える黒ごまと一緒に活用すれば効果倍増。
ナス2個、ごま油(植物油でもOK)大さじ1、黒ごま大さじ2、酒大さじ1、みりん大さじ1、しょう油大さじ1。
ナスは横半分に切り、さらに縦に4〜6個に切ります。
フライパンにごま油を入れて、熱しナスの皮の面を下にして入れ、全体にさっと焼き色が付くまで焼きます。
調味料と黒ごまを入れ、水分を飛ばすように全体にからめて出来上がりです。
さっと炒めて調味料で味を付けてごまを振り入れるだけで、あっという間に香ばしい一品です♪
すりごまは酸化しやすいので、炒りごまを自分で擦って使うのがおすすめです。
炒りごまでもフライパンで再びカラ炒りすれば、香りのよさがグンと引き立ちます。
血を作り、血を浄化するごま。頭皮に血と栄養を届けます。
ごまには血を作る作用、血をきれいにする作用があり、ビタミンEが血行を促してくれます。
黒ごまを使うことで黒い食品の作用である腎力アップも期待できます。
あかゆは体の排泄タイムの朝〜午前中に食べるのが理想とお知らせします。
土鍋でおかゆを作られると遠赤外線効果で体がほかほかになり、ごまの吸収力も上がります。
雑穀米のビタミン・ミネラルパワーがより血行を促し、頭皮を元気に復活させてくれます。
白米80cc、雑穀小さじ1、黒ごま12g、水4カップ。
白米を研ぎ、厚手の鍋にすべての材料を入れ30分程度おいて水を吸収させます。
ふたをして火にかけ、沸騰したらふきこぼれないようにふたをずらし、弱火でコトコト50分くらい炊いて火を止めます。
ふたをしたまま10分蒸らして出来上がります。
お好みでごま塩や梅干しで食べても良いでしょう。松の実やクコの実を添えても良いです。
黒ごまの他には、市販の雑穀ミックスなどを入れると、ビタミン・ミネラルが豊富な食べ物になります。
お米から炊く、冷ご飯に水と黒ごま、雑穀を入れ、弱火で20分くらい炊いても作れます。