
炭水化物は、糖質と食物繊維を総称したもの。
食物繊維は体内でほとんど吸収されませんが、糖質は最終的にブドウ糖などに分解され、小腸から体に吸収されます。
血液の流れに乗って体全体に運ばれ、エネルギー源として働きます。
炭水化物というお米やパン、パスタなどが思い浮かぶと思いますが、いも類や果物などにも実は炭水化物が多い食品です。
アルコール、甘いカクテルなどにも多く含まれています。
確かに、炭水化物に含まれる糖質の摂り過ぎは太るもとです。
しかし同時に糖質は、たんぱく質や脂質と並び、健康な体を維持するのに欠かせない、三大栄養素の一つでもあります。
また、量だけでなくどんな種類の炭水化物を摂るのかも大切です。
摂り方によっては、ダイエッターの味方にもなるのが炭水化物。
賢い摂り方を覚えてダイエットを成功させて下さい。
どちらかに転ぶかは、摂り方によって変わります。
敵にするか、味方にするかは、あなた次第です。
炭水化物に含まれる糖質は、人間の体を車に例えると、ガソリンのようなものです。
体を動かすエネルギー源として、なくてはならない栄養素です。
同様にエネルギー源となる脂質に比べ、分解・吸収が早く、すばやくエネルギーに変わるのが特徴です。
摂り過ぎても、摂らな過ぎてもダメ。
糖質に含まれるデンプンや砂糖の主成分のショ糖などいくつかの種類がありますが、中でも分子が小さいのがブドウ糖です。
デンプンやショ糖も体内で分解されると、最終的にブドウ糖に変わります。
ブドウ糖は、脳や神経の唯一の栄養源です。
不足すると頭が働かなくなったり、イライラしたり、ひどくなると意識障害を起こします。
「お腹がいっぱい」という信号を出す、満腹中枢を刺激する役割も果たしているので、きちんと摂ればムダ食いを防ぎ、食欲コントロールにも役立ちます。
また、余ったブドウ糖はグリコーゲンに変換され、肝臓や筋肉に蓄えられて、運動時のエネルギーとして利用されます。
不足すると体は代わりにたんぱく質を分解してエネルギーを作り出すため、筋肉量が減って、太りやすくリバウンドしやすい体になってしまいます。
炭水化物には、糖質だけでなく食物繊維も含まれます。
食物繊維は、糖質のようには消化吸収されませんが、腸内環境を整え、余分な脂質の吸収を抑えるなど健康づくりにも役立ちます。
炭水化物は1g当たり4kcalあり、摂り過ぎると太るのも事実です。
必要以上に摂ると、消費しきれなかったエネルギーは体脂肪として体に蓄えられます。
また、血糖や中性脂肪も増え、糖尿病や動脈硬化などの生活習慣病を招くこともあるので注意して下さい。