
体温が一度下がると免疫力は37%、基礎代謝量は12%、酵素の働きは50%まで落ちるといいます。
この意味は「老化」がより顕著になるという事です。
実は、疲れやすい体は全身がぶよぶよしていて、熱を作り出しにくくなっています。
エネルギーを作ることが出来ないので、栄養や酸素が全身に行き渡らないので、細胞も血液も血管も老化する一方です。
下腹ポッコリ、二の腕プルプル、しかも疲れやすい体でしたら、まさに危険信号の現れです。
倦怠感、疲労感がとれない
風邪を引くこと治りにくい
食事をするとすぐに横になりたくなる
体力がなくなった感じがする
老化した体は食べものの消化吸収力が低下し、解毒・排泄能力が下がり、活性酸素もより発生しやすくなります。
疲れやすい・だるいから始まり、その先に待っているのは生活習慣病で最悪はがんの発病です。
体内ではがん細胞は毎日発生しては消えていますが、新陳代謝が鈍ると、免疫力の低下とあいまって、がんの発病につながりやすくなってしまいます。
抗酸化作用の高い食べ物で、活性酸素をしっかりと除去し、体を温めて新陳代謝を促し、さらに免疫力を上げる食べ物を積極的に摂り活用して下さい。
しかし、食べ過ぎは低体温を顕著にし、がんをより発症させやすくします。
腹八分目を心がけて下さい。
免疫力と体温を上げる腹式呼吸法なども取り入れると有効です。
免疫力を上げる最強食材、トリプルパワーでがん予防。
キャベツには免疫力細胞を強化、活性化させるイオウ化合物が豊富に含まれています。
にんにくのにおい成分硫化アリルには強い抗酸化作用と免疫力増強作用があります。
しょうがは白血球を増やし、体温を上げ新陳代謝を促し、活性酸素を除去してくれるスーパー食材です。
がん予防にも効果的な野菜、キャベツのにんにく、しょうが炒めはおすすめの一品です。
キャベツ2〜3枚、にんにく1かけ、しょうが1かけ。EXバージンオリーブ油小さじ1/2、塩、こしょう。
キャベツは葉の部分は大き目の一口大に芯の部分は、斜めに薄切りにしにんにく、しょうがは千切りにします。
フライパンにオリーブ油を入れ、火にかけてにんにくとしょうがを加え、薄く色が付き始めたらキャベツを入れて炒めます。
しんなりしてきたら、塩、こしょうで味を整えて出来上がりです。
にんにくとしょうがは焦げないように弱火で、薄く色づくまで炒めます。
キャベツを入れたら火力を強めにして、さっと炒めるとビタミンが壊れにくくなります。
ダブルのベータカロテンパワー、緑黄色野菜の王様コンビ。
にんじんは活性酸素対策、免疫力アップに外せない野菜のひとつです。
ベータカロテンには強い抗酸化作用があります。
そして、食物繊維や酵素の働きを助ける補酵素の原料となるビタミンB群もたっぷりです。
また、ほうれん草もにんじんと並んで緑黄色野菜の王様といわれるほど、病気を寄せ付けない体を作る栄養素がオンパレードの野菜です。
2つを合わせて食べるとビタミンACE(エース)がすべて摂れ、活性酸素をやっつけるパワー倍増。
加熱するので体を冷やすことなく免疫力向上に役立ちます。
ほうれん草1/2束、にんじん1/3本(50g)。ドレッシング黒すりごま小さじ2、しょう油小さじ2、ごま油小さじ1、こしょう。
ほうれん草は茹でて、4cm長さに切ります。にんじんは蒸しにんじんを作ります。
鍋ににんじんを入れて、塩ひとつまみを振り軽く混ぜます。
5分程度置いたら出てきた水分をカラ炒りします。
水大さじ2を加えて蓋をし、焦げに注意して蒸し煮をします。
水分がなくなり、にんじんの歯ごたえが残るくらいで、皿に取り出して置きます。
ほうれん草は軽く絞り、しょう油洗いします。
分量外のしょう油少々からめて再び程よく絞ります。
混ぜ合わせたドレッシングで、にんじんとほうれん草を和えます。
プレ更年期、大抵の女性は自覚がないまま、低体温に陥っていることが多いようです。