
疲れ目・ドライアイは、肝と腎の弱りと女性ホルモンの減少で粘膜が乾くからです。
お肉や乳製品、砂糖や化学物質などが肝機能の低下によって十分に解毒・排泄しきれないまま、蓄積物として涙腺に詰まります。
すると、涙腺の分泌が止まってしまうことで、目が乾いたり、また活性酸素が溜まるなどして、目の不快症状が生じます。
肝(西洋医学の肝臓と程同じ)と腎の低下、いわゆる下半身パワーの低下が、目の不快症状の主な原因です。
目が疲れやすくなった
目が疲れると痛くなったり、霞んだりする
目のピントが合いにくきなった
口や鼻、膣などの粘膜部の乾燥やかゆみがある
緑黄色野菜など抗酸化作用の高い食べ物と青魚やナッツなどに含まれるオメガ3系脂肪酸で、血液さらさらにして、肝臓に溜まった汚れた毒素などを体外に排泄するようにしましょう。
また、栄養価の高い食べ物で免疫力と女性ホルモンの力を強化するのも大切なポイントになります。
さらに、粘膜に作用するビタミンAやムチンを含む食品を積極的に活用して、粘膜そのもののパワーアップも効果的に出来ます。
パソコンやテレビを長時間見続けると、電磁波などの影響で、より目が疲れやすくなり、同時に瞬きの回数も減り、ドライアイ傾向が顕著になります。
疲れ目のツボ(清明(せいめい)、四白(しはく)、天応(てんおう))をマッサージしながら目の周りの筋肉の緊張をときほぐし、血行を促しましょう。
豊富な栄養源のうなぎは、粘膜強化に最適。
うなぎは疲れ目や粘膜の乾燥にピッタリな食材です。
豊富なビタミンAは、皮膚や粘膜を保護すると同時に、免疫力アップにも役立ちます。
また、うなぎに含まれるビタミンB2は疲労回復のビタミンです。
抗酸化物質であるビタミンEとオメガ3系脂肪酸も含まれているので、血液さらさらにして、肝臓の強化も出来います。
目の乾きは水晶体のコラーゲンの減少と考えられているのですが、うなぎはもっともコラーゲンの多い魚です。
ビタミンCの豊富な小松菜と一緒に摂ればコラーゲンが有効活用できてより効果的な食品となります。
小松菜のビタミンCは、熱に弱いので加熱は短時間を心がけてください。
小松菜1/2束、うなぎの蒲焼き1/2〜1尾、ごま油または菜種油小さじ1/2、しょう油小さじ1。
小松菜は洗って4p長さに切り、茎の方と葉の方と分けておきます。
うなぎの蒲焼きは一口大に切っておきます。
フライパンを火にかけて油を入れ、小松菜の茎から入れ、続いて葉の方から入れて炒めます。
しんなりし始めたら、うなぎの蒲焼きを入れてさらに炒めます。
小松菜の炒めすぎには注意しましょう。
しょう油を入れて、さっと水分を飛ばして出来上がりです。
市販のうなぎの蒲焼きを使うお手軽レシピ。
蒲焼きについてくる甘いタレは使用しないで下さい。
しょう油で軽く味を付け、さっぱり味に仕上げて下さい。
このお料理は症状が気になるときに週2〜3回を食べるようにしましょう。
イソフラボン、DHEA、ムチン、粘膜の若返りパワー凝縮食品。
納豆には女性ホルモン様物質のイソフラボンが含まれています。
納豆と山イモには若返りホルモンの元といわれる、DHEAも豊富に含まれています。
納豆に山イモのコンビは女性ホルモンの力アップに欠かせない食べ物といえます。
また、納豆とネバネバ食品の組み合わせは整腸作用が高く、免疫力アップにもつながります。
オクラのネバネバ成分ムチンは粘膜強化に作用し、モロヘイヤのネバネバは活性酸素に強く免疫力アップに役立ちます。
お好みでアレンジして食べて下さい。
納豆1パック、山イモ6〜7p長さ(80g)、しょう油。好みでオクラ2本、モロヘイヤ2〜3本。
山イモは皮をむいて、ポリ袋に入れてすりこ木などで叩いて潰すと、手にかゆみも残らずお手軽です。
納豆と山イモをボウルに入れて混ぜ、お好みでオクラやモロヘイヤをさっと茹でて刻んでものを加えます。
しょう油をかけて混ぜ合わせれば出来上がりです。
モロヘイヤは茎が硬いので、少し長めに茹でて冷水にさらしてから刻んで下さい。
1日おきに副菜として食べて、疲れ目やドライアイのトラブルを解消しましょう。